トレーニングの基礎知識
リリトレ式トレーニングの目的は、筋肥大ではなく「心身の不調と歪みの改善」。体幹の筋肉(コア)を、良い姿勢を意識しながら、自重&スロートレーニングで鍛えます。このページは、スクワットでもプランクでも共通して使える「基礎ルール」のまとめです。
大前提:トレーニングの8大原理原則
3大原理:①過負荷(「キツい」と感じる負荷でないと筋肉は強くならない)②可逆性(やめれば元に戻る)③特異性(鍛えた部位・鍛え方のとおりに変わる)
5大原則:①全面性(偏らずバランスよく)②意識性(使っている筋肉と目的を意識する)③漸進性(少しずつ負荷を上げる)④個別性(自分に合った負荷で)⑤継続性(続けてこそ)
リリトレ式のスタンスは「キツい負荷で挫折するより、自分に合った負荷で継続」。原理原則は守りつつ、ハードルは低くが基本です。
負荷:まずは10回(10秒)から
回数ものは10回1セット、キープものは10秒1セットからスタート。楽になってきたら、回数(20回→30回)→セット数(2→3セット)の順で増やします。目安は常に「キツい!」と感じるかどうかです。
姿勢と呼吸:フォームの土台はこの2つ
- 姿勢:骨盤を立てて(腰は反りすぎず、お尻とお腹をキュッと締める)、胸椎を反る(胸を張って肩甲骨を軽く寄せる)。どの種目でもこの「すごく良い姿勢」が基本形
- 呼吸(胸式コア呼吸):吐くときはコア(お尻・下腹部)をギューッと締めるように吐き切り、吸うときは胸・肋骨をふくらませる(コアは締めたまま)。呼吸に合わせて動きます
スピード:ゆっくり・大きく・止まらない
ゆっくりとしたスピードで、最大可動域で大きく、そして力を抜くタイミングを作らない(例:スクワットで膝を伸ばしきらない)。これで筋肉に乳酸が溜まり、成長ホルモンの分泌が促されて、自重でも十分な効果が出ます。いわゆるスロトレの考え方です。
意識:使っている筋肉と目的を思い浮かべる
漫然とやると筋肉は半分程度しか働きません。「今ここを使っている」と意識するだけで効きが変わります。逆に、意識しないと腰など別の場所に力が逃げてケガのもとに(クランチはお腹を縮める意識、バックエクステンションは背中を縮める意識、が典型です)。
組み合わせ・頻度・タイミング
- 組み合わせ:前後の筋肉をセットで(腹筋と背筋、など)/同じ筋肉を違う種目で。弱った筋肉が活性化して力を出しやすくなります
- 頻度:筋肉痛がある部位は休ませる。毎日やるなら部位をローテーション
- タイミング:続けやすい時間で固定するのが一番。習慣化がすべてに勝ります
前後のケア:トレーニングとリリースはセット
硬い筋肉のままトレーニングすると、動きにくくフォームも崩れ、関節を痛めやすくなります。前に軽くほぐして使いやすくし、後にほぐして疲労を流す。トレーニングは筋肉を縮ませる行為なので、後のリリースを怠ると硬くて重い筋肉になってしまいます。
鍛えたい筋肉を知る(リリトレ式の4分類)
- 姿勢筋:姿勢を保つ筋肉。詳しくは姿勢改善のページへ
- 呼吸筋:胸郭を動かす筋肉。弱ると呼吸が浅くなり、心身の元気が半減します
- インナーユニット(コア):姿勢筋と呼吸筋の要。入口はドローイン
- 腸腰筋・内転筋:コアと連動する股関節の筋肉。腸腰筋ページへ