「原因解消型」から「理想追求型」へ

セルフケア論 #8(2020年7月のnote記事を再編集)

風邪の原因を知っても、療養しなければ風邪は治りません。虫歯の原因を知っても、ケアしなければ治らない。当たり前の話です。ところが不調になると、多くの人は原因探しを始めます。

肩こりなら——パソコンかも、育児かも、ストレスかも、猫背かも、枕かも。そして姿勢を直そう、力を抜こう、枕を変えようと、一つずつ潰そうとする。しかも悩みは肩こりだけじゃなく、頭痛も巻き肩も眼精疲労もある。不調の数×原因の数で、やることは倍々に増えていきます。この「原因解消型」は、正直、不毛です。

理想を追求すれば、原因はまとめて片づく

おすすめは逆のアプローチ。原因を一つずつ解消するのではなく、「理想の筋肉=柔らかくて強い筋肉」を手に入れることに一極集中する。つまり、筋肉を緩めて、鍛える。

先ほどの肩こりの原因たちを突き詰めると、行き着く先はだいたい同じです。同じ姿勢・一部への負担・血流の悪化・筋肉の弱化・力み。柔らかくて強い筋肉は、そのすべてに強い。パソコン仕事をしても固まりにくく、固まってもすぐ緩められて、ストレスがかかっても血流が保たれる。

原因のリストを眺めて暗くなるより、理想の体に向かって今日の1本をやる。向かう先を変えるだけで、やることはシンプルになります。

前:歯を磨くようにセルフケアを(#7)/次:セルフケア習慣を作る方法(#9)

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