カラダが身体を守るために、不調になる
セルフケア論 #20(2020年7月のnote記事を再編集)
肩こりや腰痛になる理由は、実は「身体を守るため」です。重い不調を避けるために、軽い不調になる——どういうことか。
硬直は「身代わり」
不調にはレベルがあります。軽い不調は肩こり・腰痛(=筋肉の硬直)。重い不調は四十肩・ヘルニア(=骨・関節の異常)。本来、関節は強い筋肉が支えるものですが、現代の生活では筋肉が弱っていきます。弱った筋肉では関節を支えられない。そこでカラダは、筋肉を硬直させることで関節を支えようとするのです。
骨や椎間板に異常が出て激痛になるより、筋肉を硬くして少し痛いほうがマシ。カラダはそう判断して、身代わりに凝ってくれている。なんて健気なのでしょう。猫背で背中がガチガチになるのも同じで、それ以上背骨が丸まって骨に異常が出ないよう、筋肉が張って止めてくれているのです。
だから「緩める」だけでは終わらない
ここから大事な結論が出ます。筋肉の硬直による不調は、筋肉の弱化から起きている。つまり、ほぐして緩めるだけだと、守りが弱いままなのでまた硬直します。緩めて、そして鍛える。守ってくれた筋肉に「もう身代わりにならなくていいよ」と言えるだけの強さを返してあげる——それがリリトレ(リリース&トレーニング)の意味です。