姿勢に、良いも悪いもない

セルフケア論 #17(2020年7月のnote記事を再編集)

このサイトでも便宜上、「体への負担が少ない姿勢=良い姿勢」という言い方をします。専門的には「ニュートラルポジション」と呼ばれる基準もあります。でも個人的には、姿勢に良いも悪いもないと思っています。

姿勢は環境と感情で変わる

パソコンを使うときは、腕が前に出て、目線が下がり、集中するほど頭が前に出る——背中が丸まるのは、とても自然なことです。環境を完璧に整えても、長時間になれば支える筋肉が疲れて、背もたれに寄りかかりたくなる。「良い姿勢」は「楽な姿勢」ではなく「負担の少ない姿勢」だから、維持にはエネルギーが要るのです。

職人の背中は丸い

細かい作業をする職人さんをイメージしてください。きっと背中は丸まっています。そのほうが自然で、集中できて、良い仕事ができるから。何かに夢中になっているとき、姿勢のことなんて考えなくていい。

大事なのは「丸まらないこと」ではなく、丸まったあとにリセットできること。集中して丸まった分は、セルフケアでほどく。この付き合い方のほうが、ずっと現実的で、ずっと優しいと思うのです。

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